-フランス/スウェーデン車エンブレムの由来-

PEUGEOT
ブルーの地に描かれた白いライオンは、プジョー発祥の地、フランスのフランシェ・コンテ地方の紋章として使われていたライオンをモチーフとしている。
CITROEN
自動車製造を始める前に生産していた、山の形をした歯を持つギアにちなんでデザインしたのが「ダブルシェブロン」。騒音が少なく高効率に伝達するギアの性能を、クルマのイメージとして取り入れた。
RENAULT
現在の菱形のエンブレムは、1925年に登場した「アリゲータ」というモデルに使用され、それが、ルノー車全体に使われるようになったもの。それ以前は、車種ごとに専用エンブレムを作っていた。
VOLVO
「♂」は中世ヨーロッパで錬金術師たちが使っていた、鉄を表わす記号。スウェーデンが良質な鋼鉄の生産国であり、ボルボ創立時の出資者がベアリングメーカーだったことから、鉄を意味するこの記号を取り入れている。「ボルボ」はラテン語で「私は廻る」の意味。
SAAB

エンブレムに描いている動物は、ギリシャ神話に出てくるグリフォン。ライオンの胴体に鷲の頭と翼を持ち、ギリシャ北方、北極圏に棲むといわれる怪鳥だ。北極圏にある国の航空機メーカーのエンブレムとして、うってつけのモチーフだ。スウェーデン語ではグリペンと発音。

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