-ドイツ車エンブレムの由来-

M.BENZ
「スリー・ポインテッド・スター」は、陸・海・空を指し示している。ゴットリーブ・ダイムラーの「それぞれの領域でダイムラー製エンジンが活躍する」という願いを表現したもの。
BMW
青は空、白は雲、十字の塗り分けはプロペラを表わしているという、航空機のエンジンメーカーらしいエンブレム。青と白は、創業したバイエルンの州旗の色使いとも同じだ。BMWは「バイエルン・モトーレン・ヴェルケ」、つまりバイエルンのエンジン工場という意味。
VW
Volks Wagenの頭文字のVとWを図案化したエンブレム。フォルクスは「国民の」、ワーゲンは「自動車」の意味。当時、クルマは裕福な層のもので、大半の国民には無関係なものだった。
PORSCHE
ポルシェ社設立の地であるシュトゥットガルト市とバーデンビュルテンベルク州の紋章の組み合わせ。赤い縞は知を、金の地色は麦の色にちなんで豊かさを意味する。真ん中の跳ね馬はシュトゥットガルト市の模様に使われているもの、フェラーリの跳ね馬もここから来ている。
AUDI
ホルヒ、DKW、アウディ、ヴァンダラーの4社で結成されたことを4つの輪で表わしたアウトユニオンのエンブレムが「フォー・シルバー・リングス」の始まり。創立者名「ホルヒ」のドイツ語の意味が「耳を傾けて聞く」で、同じ意味のラテン語が「アウディ」だった。
OPEL
マルの中に稲妻が走る「ブリッツ・マーク」は1963年から使われている。それ以前はロケットや飛行機のようなものをモチーフにした図案が、稲妻の代わりに入っていた。

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